新しく生まれ変わったJR東日本アプリ

新しくなったJR東日本アプリ

JR東日本アプリはその名の通り、JR東日本の公式アプリです。

＼総ダウンロード数380万件／
お客さまの日々の列車の移動や駅の利用が、もっと便利で快適になるために。
「JR東日本アプリ」は、JR東日本を中心とする列車・駅・店舗などをご利用いただくお客さまへ便利でおトクな情報を提供するアプリです。

JR東日本アプリは以前からありましたが、先日大幅にリニューアル新しいJR東日本アプリがリリースされました。

これはJR東日本が別に配信していた“GO! by Train”という試験的なアプリの内容をフィードバックしたもので多くの機能が移植されています。

新しいJR東日本アプリをさっそく使ってみました。

ルートを探す

このJR東日本アプリの一番の売りは“経路検索”ではないかと思います。これはアプリを起動したときに一番最初に表示されます。

多くの乗り換え検索アプリと同様出発駅と到着駅、時刻や経由駅などの条件を指定して検索するとルートの検索ができます。

他のアプリと異なるのは検索結果です。複数の候補が時系列図のように表示されます。所要時間が短いルートは短く、所要時間が長いルートは長く表示され、出発時刻や到着時刻を視覚的に比較することができます。また、線はそれぞれのラインカラーで、駅ナンバリングが実施されている路線では路線の記号も表示されるのでなんとなくどういうルートなのかがわかります。

それぞれのルートをタップすると路線の名前や発車と到着の時刻、発車する番線などの情報が表示されます。遅延などの情報があればそれも合わせて表示されます。右上のカメラアイコンをタップするとスクリーンショットを撮ることもできます。

JR東日本のアプリですが、JR東日本を使わないルートも表示されます。

JR東日本のエリア外へ出る長距離のルートも検索できます。

また、JR東日本のエリアの完全に外にあるルートも検索することができます。

“現在地”からの検索や駅以外の場所からのルートを検索ができなかったり、よく使うルートを登録しておくことができないなど本格的な路線検索アプリに比べると機能が少ない部分もありますが、必要最低限の機能は備えていてデザインも洗練されていて良いと思います。

運行情報を見る

“運行情報”からは遅延や運転見合わせなどの電車の運行情報を見ることができます。

運行情報のある路線の一覧が表示され、それぞれをタップすると詳細な情報が表示されます。関東エリアは地図でも運行情報がある路線が表示されます。下部へスクロールしていくとJR以外の路線の運行情報も表示されます。

画面上部の“関東エリア”をタップすると他のエリアの情報が表示され、それぞれをタップすると運行情報のある路線が表示されます。

運行情報がない時はエリアごとに異なるかわいい電車のキャラクターのアイコンが表示されます。

電車の位置を見る

最近の鉄道会社のアプリは電車の走行位置を見ることができるものが多いですが、このJR東日本アプリも“列車走行位置”から電車の走行位置を表示することができます。

首都圏の多くの路線はこの機能に対応しています。電車がどの駅の間を走っているのかだいたいの位置がアイコンで表示され、遅延時分も表示されます。

それぞれの電車のアイコンをタップすると電車の行先や各駅への到着時刻を見ることができます。

右上の“？”アイコンをタップすると見方や注意事項が表示されます。路線によっては走行位置が表示されない区間など追加の注意事項があります。

山手線の場合は新型車両のE235系で運行されている電車が区別されてアイコンが表示されます。

また、JR東日本アプリの以前のバージョンにあった“山手線トレインネット”も引き続き利用することができます。電車のアイコンをタップするとその電車のそれぞれの車両の混雑状況や温度を表示することができます。

また、山手線の車両内に人に聞こえない高周波の音声信号、“ビーコン”が流れていてこれをスマホで受信することで乗っている電車、車両に合わせた情報を表示することができます。たとえば次に停車する駅やそれぞれの駅までの所要時間の目安をリアルタイムに表示することができます。

通勤電車だけでなく新幹線の走行位置も表示することができます。新幹線の場合は新幹線のアイコンをタップすると運行車両や自由席や指定席の号車を見ることができます。

在来線特急の走行位置も表示することができます。特急列車単独で表示されるものと同じ路線の通勤電車が一緒に表示されるものがあります。

また、最近鉄道公式アプリの連携が始まっていますが、走行位置を見る路線の一覧には私鉄の路線も表示されます。ただし、これはアプリ内で表示されるのではなく、それぞれの私鉄のアプリが起動します。

駅の情報を見る

“駅情報”からは各路線の時刻表や駅の構内図を見ることができます。最初に起動した時は東京駅が表示されますが、上部の検索窓から検索することでJR東日本の各駅の情報を表示することができます。駅の構内図は主要な駅のみ対応しています。

その他の機能

“もっと見る”からは他の様々な機能を利用することができます。多くのものはブラウザが起動するリンクですが、遅延証明書や旅で役に立つアプリが紹介されたプチトリップなどがあります。また、1冊丸ごと本を試し読みできる“トレインブックス”もあり、電車内で暇を持て余したときに役に立ちそうです。

“JR東日本公式？”と“？”がついていますが、“トレすご”というゲームもあります。

実際に電車に乗って移動した距離を判定したり、毎日トレすごを起動したりすることで獲得したポイントで進むすごろくと、実際に訪れた駅の記録をつける“あしあと”の二つ遊び方があります。

いくつかの試験的な機能も利用することができます。一つは山手線の過去の時間帯や曜日ごとの混雑の統計情報を見ることができます。

もう一つは画像で駅の混雑状況を見ることができます。これは実際の駅のカメラの画像を加工したもので、視覚的に混雑状況を見ることができます。

JR東日本アプリを使ってみた感想

今まであった“My路線”や“My駅”などの機能がなくなって不便という声もあるようですが、私は今までのJR東日本アプリはあまり使用していなかったのでそれほど不便さは感じていません。

運行情報や時刻表を見たり、電車の走行位置を見る分にはそれほど悪くないと思います。今後の機能拡充に期待します。